海水と風によって削られた巨大な彫刻のような南極海の氷山の写真

極寒の南極海に浮かぶ氷山を撮影したSteven Kazlowski氏による写真を紹介します。海を漂ううちに風と水によってユニークな形に削られた氷山の中には、スイスのチーズのように穴が開いたものや、橋や回廊などの建築物を思わせる形状も見られ、巨大な彫刻家の手による彫刻のようです。詳細は以下から。Incredible pictures of giant ice sculptures carved by sea water and polar winds | Mail Onlineこれらの写真はSteven Kazlowski氏がエンジン付きの18mの帆船で南極半島付近を航海した際に撮影されたものです。橋のような形の氷山。「氷山の一角」という言葉の通り、水面下の部分がどんな形状をしているかは水上に顔を出した部分からは推測することができません。氷の密度と海水の密度の差が小さい(氷山の体積あたりの重さは海水より少しだけ軽い)ため、水上に出ている部分は氷山全体のわずか10分の1です。氷山は南極の氷河や棚氷から海に流れ出したもので、長いものでは数年間南極海を漂流することもあります。別の角度から。劇場の屋根のような見事なアーチが形成されています。氷山の上で一休みするヒゲペンギンとジェンツーペンギン。Steven Kazlowski氏は40歳。8年間にわたってホッキョクグマの生息地の北上を追った写真集「The Last Polar Bear: Facing the Truth of a Warming World」でAnsel Adams Award(作品を通じて自然保護に貢献した写真家に与えられるアンセル・アダムスの名を冠した賞)を受賞した自然写真家です。Kazlowski氏の作品は以下のサイトから閲覧・購入することができます。Left Eye Productions : Welcome・関連記事南極海に400時間潜ったダイバーが撮影した幻想的な水中写真 - GIGAZINE南極海に浮かぶ美麗な巨大氷山の写真いろいろ - GIGAZINE南極大陸の地下5メートルから撮影された神秘的な風景 - GIGAZINE南極のラーセン棚氷の下から見つかった新種生物の写真いろいろ - GIGAZINE涼やかな南極の氷の下にいる生物の写真 - GIGAZINE記事全文へ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。